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今注目の海洋深層水とは

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一般的には「海洋深層水」は、ミネラルウォーターの一種として認知されていますが、実はミネラルウォーターのカテゴリーには入っていない水なのです。

海洋深層水とは、「深度200mの深海に分布する水」のことを追います。農林水産省の品質表示ガイドラインでは、ミネラルウォーターの原水は、「特定水源より採水した地下水」と定められているので海洋深層水はこれにあてはまらないのです。

もちろん海洋深層水は、ただの水ではありません。

日本近海で採取される深層水は、北極近くの寒冷な海水が沈み込み、推進2000m以上の海域を数千年もの時間をかけて循環したものとされ、太陽光が十分に届く表層水とは異なっています。

水温が年間を通じて、低温で安定しているのに加え、深海の高圧下にあって、陸地の大気汚染や化学物質の影響を受けることもなく、清浄なコンディションを保っていると考えられます。

■海洋深層水も種類はまちまち

その海洋深層水を高圧下の深海から取水し、逆浸透膜などの特殊フィルターによって塩分を取り除く処理を施してからボトリングしたものが、市販されている飲料用の海洋深層水です。

商品によっては後から地下水を加えたリ、ミネラルを添加したものもあり、一口に海洋深層水と言っても、その硬度や、味わいはまちまちですから、購入する場合は、ラベルの成分表示をしっかりチェックする必要がありそうです。

水圧30気圧以上で、長い年月を経て熟成され、必須微量元素や各種ミネラルをバランスよく含んでいる、ミネラル特性という特徴を持っています。

■汚染が少なく安定した海水

水深200m以下にある深海水なので、この地点の海水は、太陽光が届かず、水温も低いので、海洋性細菌も少なく、表層(海面に近い層)と交じり合わないので、環境汚染はありません。しかし海洋深層水をそのまま飲むと、非常に塩辛いので、大半のメーカーは、表層水の地点までパイプを引き、くみ上げた深海水を脱塩し、殺菌などの処理をして、加工しています。

世界で初めて海洋深層水が取水されたのは、1920年代初めにかけて、フランスの科学者によって行われた、キューバの海洋温度差発電実験だと言われています。

1989年には日本で、最初の海洋深層水研究所が、室戸市に建設され、海洋深層水の基本特製の把握や、水産分野などでの基礎・応用研究、さらにはアトピー性皮膚炎治療の臨床応用研究などが行われ、一定の研究成果が得られています。

■心臓に不安がある人にとって効果的

海洋深層水には、ナトリウムやマグネシウムなど、人体に近いミネラルが多く含まれています。

特にマグネシウム量が、ミネラルウォーターより多いのが特徴で、高血圧や心臓に不安がある人や、塩分摂取を控えている人にとって有効です。

ただし摂取のし過ぎには注意しなくてはなりません。

こうしたミネラルの特性から、飲料や、食品に盛んに利用されています。

そしてミネラル微量元素などを活かした、医学・美容分野への活用も実用段階の研究が進められています。

今後飲料水不足の国へ、海水を真水に還る技術を提供するなど、その用途は広がっていくことでしょう。

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