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日本とヨーロッパのミネラルウォーターに関する考え方の違い

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日本でのミネラルウォーターは、現在国産で約800銘柄、輸入品は、約200銘柄あると言われています。

ミネラルウォ-ターの国際的な企画もなく、各国それぞれの考え方の違いもあり、世界で統一した基準もありません。

日本では原水を加熱殺菌、またはそれと同等以上の効果を持つ、設備処理が基本となっています。

これからわかる通り、日本は殺菌による安全性を第一としています

これはアメリカも同じです

一方自然のままを求めるヨーロッパは、無殺菌・無除菌で製造されています

生きた菌を自然のまま飲むことが前提のヨーロッパでは、日本で義務付けられている殺菌処理、ろ過すると言う発想はありません。

採水地とボトル容器詰めの工場が別になっている、日本と違って、空気に一切触れずに、その場でボトリングします。

これは、殺菌の安全性を重要視する日本と、自然のままの成分を重く見るヨーロッパとの大きな考え方の違いによるものと見られています。

■ミネラルウォーターの工程

日本では、原水の加熱処理をしていない水、加熱殺菌処理をされた水、水道水を殺菌処理して詰めた水が、通称ミネラルウォ-ターとして販売されているケースもあります。

一方ヨーロッパの水は、添加物はなし、殺菌・ろ過もなし、採水地でのボトリング、ミネラルを含んでいる水、採水地周辺の環境保護を徹底することにあります

ヨーロッパでは、日本のように除菌した水は「プロセスドウォーター」と表示され、別扱いになっています。

日本のミネラルウォーターの原水は、天燃水であっても加工食品と見られているようです。ヨーロッパで「日本のミネラルウォーターは、まがい物」「単なるボトリング水」と言われるののこうした背景があるからです。

■ヨーロッパでは、水源が汚染されないために、採水地の周辺には工場、ゴルフ場、農場などの建設を一切禁止しています。

ヨーロッパでは、無殺菌で飲めるくらいの水でなければ「ナチョラルウォーターとは言えない」という考え方です。

しかしヨーロッパの無殺菌ミネラルウォーターから、発がん性のあるアルデヒド類が検出されたことや、カビや放射性物質の混入の反応が出たこともあります。

2010年には、カビが混入した「ヴォルビック」、製品を自主回収すると言う事件も起きています。

こうした出来事を見てみますと、ヨーロッパの主張する、自然のままのナチョラルミネラルウォーターは果たしていいのか、疑問符が付きます

■日本でのミネラルウォーター原水への見直し論

ミネラルウォーターの品質と安全に、最も大きく関わっているのが採水地の環境です。

地下水は、地表に降った雨が地層に浸透することで、育まれます。

もし、採水地周辺の森林や、土壌が汚染されたら、地下水の安全を保つことは不可能です。そのためヨーロッパでは、採水地の環境保護に力を入れているのです。

果たして日本の行政は、保護対策にのり出しているのでしょうか。

こうした実情もあり、ミネラルウォーターの原水である、地下水を殺菌すべきかどうか、専門家の間で意見が分かれたこともあります。

しかし加熱による殺菌だけでは、水源を取り巻く化学物質の汚染には対応できないのも確かです。

今後の日本の対応が待たれます。

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