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コラム 天然水の宝庫熊本に見る自然の名水

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先ほどの熊本地震は、皮肉にも、水のありがたさを全国民に知らされる結果となりました。稀に見る強度な地震がつづけさまに2回も続き、水のインフラは遮断され、水不足が混乱をきたしたのです。

熊本県と言えば、天然水の宝庫として全国に知られており、ウォーターサーバーにもその名水は数多く使われておい水の最大の産地なのです。

この地は、世界でも珍しい地下水の割合が高く、美味しい水と言えば熊本をイメージするほど有名です。水ビジネスネスに携わっている人で、熊本を知らない人はいないでしょう。

今から約350年前に作られたと言う、熊本を代表する観光地「水前寺公園」にも、清らかな水が涌き出ているのです。

■熊本の水がおいしいわけ

阿蘇外輪山の西側に位置する熊本は、飲み水のおいしさで全国に知られている県です。世界でも珍しい、地下水の利用の割合が多い事でも知られています。

その水のおいしさの秘密は、この地下水にあると言うことです。

熊本県全体で、80%以上、熊本周辺に限ると、ほぼ100%近くの水道が、地下水を利用しています。

100万人近くの人々の生活に、地下水が利用されている地域は、世界中でも特異な存在と言えそうです。

この地を襲った地震は、無残にも水のインフラをずたずたに切り裂き、水不足は被災した人々を容赦なく襲いました。

しかしテレビの画面を見てほっとする一幕もありました。人々が井戸水を分け合っていたことです。これは他府県では見られない光景です。

幸いにも、地下水の影響は、ほとんどないとのこと、ほっと胸をなでおろした人は、水ビジネスの関係者ばかりではなかったでしょう。

■50年がかりのプロジェクトで守ってきた名水「吉無田水源」

熊本県の阿蘇の優れた名水として知られているのが「吉無田水源」です。

今でこそ有名になりましたが、江戸時代の後期までは、水不足に苦しんだ土地でした。

それを解消するため、文化12(1815)年、ここの地域を修めていました細川藩がこの地に木を植えることを計画、30年以上に渡って、240万本もの木が植えられ、植林はその後さらに20年間続けられたそうです。

その結果、植えられた木が、成長するにしたがって、水を蓄える力が強くなり、やがて「吉無田水源」ができ、この地域の水不足が解消されました。

熊本の豊富でおいしい水地下水は、阿蘇の豊かな森と大地を、ゆっくりと長い年月をかけて磨き、育みました。

地下水は熊本周辺の至る所で湧き出しています。

■サントリー森を守り、水を育む「天燃水の森」を建設

全国でも有数の名水の里、熊本県に、平成15(2003)年、飲料メーカーの大手サントリーが、九州熊本県に、九州熊本工場を設立しました。

その設立を機に、水源地である南阿蘇外輪山で、林野庁の「法人の森」制度を利用し、60年に渡って、102haの森を、水源かん農林として保全してゆく契約を結びました。

この森林をサントリー「森林の森」と名付け、盛りを守り、水を育む活動を開始したのです。

熊本では、おいしい水が今でも豊かに沸き続けています。

水作りは森作りから始めることで、自然をいつくしみ、自然の仕組みごと取り入れる事こそが大事、と言うことを水源は今も伝え続けているのでしょう。

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